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和田義男

 旅紀行ジャパン

2011年5月5日改訂

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♪富士山(歌)メドレー

 

青空を我が物顔に春の富士   北舟

2011年5月3日制作

Mt. Fuji of spring, as though occupying the blue sky.

富士山に向かって走る富士急5000型電車

拡大写真(2400X1600)545KB

富士山に向かって走る富士急5000型電車/富士吉田市(山梨県)

河口湖早春の旅

富士急行
撮影・制作 和田義男

はじめに

 連日、東日本大震災の惨事が報道されるなか、日本一の富士山と桜を撮影して明るく爽やかな気分になってもらおうと快晴の旅行日和に恵まれた平成23年(2011)4月20日(水)の早朝家内と共に1泊2日の河口湖(かわぐちこ)の旅に出掛けた。
 今回は、日程を随時変えられるぶらり旅とし、早朝JR青梅線・河辺駅(かべえき)から電車に乗り立川駅(たちかわえき)で中央本線に乗り換えて大月駅(おおつきえき)まで行った後、富士急行線を利用して河口湖に向かった。  

 

【凡例】  ▲:上の画像の説明文  ▼:下の画像の説明文  〈画像の左クリック〉:別窓に拡大写真を表示

富士山と富士五湖

富士山と富士五湖

Googleマップ
 
富士五湖
 
  ▲ 富士五湖は、山梨県側の富士山麓に位置する5つの湖の総称で、山中湖やまなかこ(南都留郡みなみつるぐん山中湖村やまなかこむら)、河口湖(南都留郡富士河口湖町ふじかわぐちこまち)、西湖さいこ(富士河口湖町)、精進湖しょうじこ(富士河口湖町)、本栖湖もとすこ(富士河口湖町、南巨摩郡みなみこまぐん身延町みのぶちょう)をさす。  
   富士五湖は、富士急の創設者・堀内良平によって命名された。いずれも富士山の噴火による堰止湖(せきとめこ)で、富士箱根伊豆国立公園に指定されている。  

富士の頂きが見えた!  2011.04.20 08:26

富士の頂きが見えた! 2011.04.20 08:26

拡大写真(2000X1200)392KB

  ▲ 富士急の電車が大月駅を出発して間もなく、午前8時26分に撮影した最初の一枚が上の写真である。河口湖の桜が満開になったことを確認してから快晴になる日を待ち、この日を選んだだけあり、雲一つない青空の下に神々しくも美しい富士の白峰(しらみね)が現れ、早くも心が弾んだ。山頂付近は風が強いのかブリザードによる雪煙が舞い上がり、噴煙を引いているように見える。  

カラフルな富士急のトーマスランド号 / 三つ峠

カラフルな富士急のトーマスランド号 / 三つ峠

拡大写真(2400X1250)628KB

 
トーマスランド号
 
  ▲ 富士急ハイランド*には、トーマスランド Thomas Land があり子供たちの夢を載せたトーマスランド号が毎日運行されている。トーマスランドは、イギリスのオードリー親子が作り上げたイギリスの架空の島ソドー島を舞台に、その鉄道網で活躍する機関車や自動車などとそれに関わる人々を描いた絵本『汽車のえほん』をテーマパーク化したもの。  
  *富士急ハイランド:山梨県富士吉田市と富士河口湖町にまたがる富士急行系列の遊園地。  

車窓から見え隠れする富士

車窓から見え隠れする富士

拡大写真(1800X1650)704KB

 
マッターホルン号
 
  ▼ 富士急では、2006年(平成18年)9月からマッターホルン号が走るようになった。これは、スイスのマッターホルン・ゴッタルド鉄道との姉妹鉄道提携15周年を記念して、マッターホルン・ゴッタルド鉄道の車両のデザインを模したもの。  

満開の桜と富士急マッターホルン号

満開の桜と富士急マッターホルン号

拡大写真(2000X1300)627KB

▼ モデルとなった電車は、テッシュ駅からツェルマット駅を結ぶ赤い電車。テッシュの駅舎にはマッターホルン・ターミナルと書かれており、マッターホルンの玄関口であることをアピールしている。このシャトル電車は、マッターホルン・ゴッタルド鉄道が運行しているので、デザインが氷河特急と同じである。 スイス夏の旅(ローヌ氷河)

ツェルマット行きのシャトル電車

ツェルマット行きのシャトル電車
ラントヴァッサー橋を渡る氷河特急
▼ 氷河特急は、サンモリッツ駅から西に約40km1時間ほど走った頃緩やかなカーブを描くアーチ式石橋が美しいラントヴァッサー橋を渡る。1等車輌はシャトル電車と同じ斬新なデザインである。 スイス夏の旅(氷河特急)

ラントヴァッサー橋を渡る氷河特急

一等車輌  

ラントヴァッサー橋を渡る氷河特急

拡大写真(1600x1000)509KB

裾野を見せた富士山!

裾野を見せた富士山!

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  富士急の車窓を飾る春の富士  北舟 

ふじきゅうの しゃそうをかざる はるのふじ

Mt. Fuji of spring, decorating the windows of Fujikyu train.

富士山と火の見櫓

富士山と火の見櫓

拡大写真(1800X1300)527KB

 
富士山
 
  ▲▼ 富士山は静岡県(富士宮市裾野市富士市、御殿場市、駿東郡すんとうぐん小山町おやまちょう)と山梨県(富士吉田市、南都留郡みなみつるぐん鳴沢村なるさわむら)に跨る活火山である。  
   標高3,776mの日本最高峰であるとともに日本三名山(三霊山)日本百名山日本の地質百選に選定されており、昭和11年(1936)に富士箱根伊豆国立公園に、昭和27年(1952)には特別名勝に指定された。  

木々の間から見える富士山

木々の間から見える富士山

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▲▼ 地質学上の富士山は典型的な成層火山*であり、この種の火山特有の美しい稜線を持つ。富士山の優美な風貌は、日本国内のみならず、海外でも日本の象徴として広く知られている。芙蓉峰(ふようほう)、富嶽(ふがく)などとも呼ばれる。
*成層火山:ほぼ同一の火口から複数の噴火により溶岩や火山砕屑物(かざんさいせつぶつ)などが積み重なり形成された円錐状の火山のこと。

富士山の全容が見えた!/ 富士吉田市

富士山の全容が見えた!/ 富士吉田市

拡大写真(2400X1560)472KB

  青空を我が物顔に春の富士  北舟 

あおぞらを わがものがおに はるのふじ

Mt. Fuji of spring, as though occupying the blue sky.

富士山に向かって走る富士急5000型電車

富士山に向かって走る富士急5000型電車

拡大写真(2400X1600)545KB

 
富士吉田駅
 
  午前9時頃到着した標高809mの富士吉田駅(ふじよしだえき)は、山梨県富士吉田市上吉田(かみよしだ)にある富士急行の駅で、平成23年2011)7月1日、駅名を富士山駅に改称し、名実ともに富士山の入口となる。その名の通り、ホームからなだらかに裾野を引く優美な富士山を間近に見ることができた。  

富士吉田駅に到着  2011.4.20 09:00

富士吉田駅に到着 2011.4.20 09:00

拡大写真(2000X1250)415KB

 
富士吉田市
 
   山梨県の南東部にある富士吉田市は山梨県都留郡(つるぐん)一帯の郡内地方(ぐんないちほう)の中心地で約5万人が住む。江戸時代に富士山の登山口(北口又は吉田口)となり、江戸後期には、なだらかな登山道が続く北口から登り富士山頂で参拝した後下りは南部の急峻な山道を下り御殿場(ごてんば)に至るコースが定着した。  

富士吉田駅と富士山

富士吉田駅と富士山

パノラマ写真(2600X1000)574KB

 最盛期には、上吉田宿(かみよしだじゅく)の富士道(ふじみち)(現在の国道139号)の金鳥居(かなどりい)から南方約2kmの両側に100軒もの御師(おし)の宿坊「御師坊」が並び、富士山頂を目指す関東の富士講の先達(せんだつ)や道者(どうじゃ)たちを受け入れ、大いに栄えた。

平成23年(2011)7月から富士山駅になる富士吉田駅

平成23年(2011)7月から富士山駅になる富士吉田駅

拡大写真(2000X1200)382KB

 
富士山
 
  BGMに流れる歌は「富士山」。団塊の世代にとっては懐かしい文部省唱歌である。写真下は過日空路羽田から福岡に向かう途中、富士吉田上空・高度1万メートルを航行するANAジャンボ機から撮影したもの。BGMに流れる文部省唱歌「富士山」の歌詞さながらの光景だった。  

頭を雲の上に出した富士山 / 富士吉田上空  2009.10.28 11:50

 

伊豆半島

駿河湾

清水港

頭を雲の上に出した富士山 / 富士吉田上空  2009.10.28 11:50

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   この歌は最初明治43年(1910)7月 『尋常小学読本唱歌』  「ふじの山」 作詞 巌谷小波 文部省唱歌 として発表された。その後明治44年(1911)発行 『尋常小学唱歌 第二学年用』 と 昭和7年(1932)発行 『新訂尋常小学唱歌−第二学年用』の二度教科書に掲載されている。昭和7年版では、題名が「富士山」となっている。  

富士山 / 作詞:巌谷小波 文部省唱歌

昭和7年(1932) 新訂尋常小学唱歌 第二学年用

一、


 
あたまを雲の上に出し、
四方の山を見おろして、
かみなりさまを下に聞く、
富士は日本一の山。
二、


 
青空高くそびえ立ち、
からだに雪の着物着て、
霞のすそを遠く曳く、
富士は日本一の山。

  巖谷小波(いわやさざなみ)(1870-1933)は、明治、大正期の作家、児童文学者。本名は季雄(すえお)。別号に漣山人(さざなみさんじん)。東京麹町生まれ。
  巖谷家は近江水口藩の藩医の家柄で、裕福な家庭に育った。少年期より文学に興味をもち、親の勧める医学を拒否して文学の道に入り明治24年1891博文館の「少年文学叢書」第1編として出版した児童文学の処女作『こがね丸』が圧倒的好評を得て、近代日本児童文学史をひらく画期的な作品となり、以後博文館と組んで児童文学に専心し、種々の児童向けの雑誌や叢書を刊行した。「一寸法師」「 ふじの山」の作詞を残す。
巌谷小波

頭を雲の上に出した富士山  2009.10.28 11:51

 

↓・・・・富士北口登山道・・・・↓

伊豆半島

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河口湖かわぐちこ 忍野八海おしのはっかい

河口湖と忍野八海

Googleマップ
山梨県

南都留郡みなみつるぐん

忍野村おしのむら
▲▼ 富士吉田駅で下車し、駅のロッカーに荷物を預けた後、富士吉田駅前から09:30発平野行の「富士っ湖号」に乗り山梨県南都留郡忍野村忍草(しぼくさ)にある忍野八海(おしのはっかい)に向かった。富士吉田市の南東に隣接する忍野村から見る富士山は秀逸で、「忍野富士」と呼ばれている。

平野行「富士つ湖号」に乗車 / 富士吉田駅前 09:25

平野行「富士つ湖号」に乗車 / 富士吉田駅前 09:25

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国の天然記念物

忍野八海おしのはっかい

▼ その昔、忍野村は「宇津湖」という湖だったが、延暦19年802)に起こった延暦大噴火(えんりゃくだいふんか)の際に流れ出た溶岩流によって、湖は山中湖と忍野湖に分かれた。その後忍野湖は川の浸食や掘削排水などによって枯れてしまい、忍野八海は、その時残った富士山の伏流水の湧出口の池として、今日に至っている。
 豊富な湧出水は、桂川の源流に合流する。湧水量はほぼ定まっており、水温は14〜16℃で冬季も結氷しない。付近は富士山麓では珍しい稲作地で、灌漑用水に利用される。 
 水質・水量・景観の良さなどから、昭和9年(1934)に国の天然記念物に指定されたほか、昭和60年(1985)に日本名水百選に、平成6年(1994)には新富岳百景に選ばれている。
忍野八海おしのはっかい マップ

忍野八海マップ

  資料
  ▲ 忍野八海の上記マップにあるように、1〜8が忍野八海といわれる湧水池だが、お釜池や鏡池など、「何じゃこりゃあ!」という池もあり、玉石混淆している。逆に忍野八海に入っていないのが不思議な池もある。江戸時代に八海が選定されてから水脈の変動があったり、新しく人工池ができて、現状にあわなくなっ ているからである。  
早春の 新名庄川しんなしょうがわ と八海一号橋 / 忍野八海

早春の新名庄川と八海一号橋 / 忍野八海

拡大写真(2000X1500)1.10MB

  「大橋」バス停で下車後、一級河川・新名庄川(しんなしょうがわ)の岸辺を通って忍野八海を巡回するのがベストだが「忍野八海」という案内標識に沿って進むと、「ひのでや」など土産物が並ぶ道に行ってしまうので、要注意。  
   海抜936mの忍野八海を流れる新名庄川には、約100本のソメイヨシノの並木があり、毎年4月下旬〜5月上旬に満開となる。海抜809mの富士吉田市の桜は満開だったが、忍野八海は海抜が130mほど高く、桜の開花は毎年1週間ほど遅れるということで、この日の桜は一分咲き程度だった。  
銚子池ちょうしいけ  / 忍野八海

銚子池 / 忍野八海

拡大写真(2000X1500)945KB

銚子池ちょうしいけ

▲▼ 直径約9m深さ約3mの銚子池は「南からへ曲がり、さらに南へむかって小川に流出する池で、形状は長柄(ながえ)の銚子に似ている」と説明されているが、実際は補修されたのかほぼ円形の池である。池底(ちてい)で間欠的な湧水があり、写真下のように砂を巻き上げているのが見える。
  「八海」の名は、富士講の道者(どうじゃ)たちが富士登山の際に行った「八海めぐり」からきており、銚子池は、池畔(ちはん)に八大竜王の一神・和脩吉竜王(わしゅきちりゅうおう)を祀る第四番霊場で、石碑には「くめばこそ銚子の池もさはぐらんもとより水に波のある川」の和歌が刻まれている。                                                       

富士の地下水が間欠的に湧き出る銚子池

富士の地下水が間欠的に湧き出る銚子池

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